お金がないのに家を建てることは可能?家を買う前に知っておくべきお金事情

マイホームが欲しいという人の中には、現時点で貯金が少ない、もしくはほとんどないのであきらめてしまったという人もいるのではないでしょうか。
ですが実はきちんと計算をしてみるとお金がない人でも家を建てられる可能性があります。
お金がないという人も次のポイントを確認してから家を建てられるかを考えてみましょう。

住宅ローンの借入金額は貯金ではなく年収で決まる

家を建てる際には住宅ローンを借りるという人が非常に多いですが、実はこの住宅ローンでいくら借りられるかはほとんどが年収で決まります。
そのため現時点では貯金が少なくお金がないという人も、年収次第では高額な住宅ローンを組める可能性があるのです。
例えば審査金利を4%、返済比率を25%と仮定すると年収200万円の人でも941万円借りられる計算になります。
借入金額が少ないので家探しの条件は狭まってしまいますが、家を建てられないというわけではありません。

住宅ローンを借りるのに頭金は必要ない

家を建てる際には住宅ローンを利用することが多いですが、その時には頭金が必要というイメージがある人も多いのではないでしょうか。
調べてみると住宅ローンを借りるためには物件価格の2割の頭金が必要という情報が見つかることもあります。
ですが実は住宅ローンを借りる際には頭金は絶対に必要というわけではありません。
最初に頭金を支払っていない分借入総額や月々の返済額は大きくなってしまいますが、貯金はないけれども毎月返済できるだけの収入は見込めるという人ならば無理なく家を建てることも可能です。

新築を建てるのにこだわらなければ費用は安くなる

家は欲しいけれども新築を建てることにこだわりがないのであれば、中古の物件を購入してリフォームをすることも1つの手です。
令和2年に行われた住宅市場動向調査報告書によると、新築の注文住宅を購入した際には平均4,606万円かかっているのに対し中古戸建住宅は平均2,894万円と約1,800万円もの差があります。
そのためリフォームをしたとしても中古戸建住宅のほうが安くなる可能性が高いです。
お金がないという人も中古戸建住宅のリフォームを行えば安くマイホームを手に入れることができます。

ここまでに紹介してきたようにお金がないという人でも家を建てたりマイホームを手に入れられる可能性はあります。
マイホームは欲しいけれども自分では大丈夫かが判断できないという人は、すべてを自分で判断するのではなくファイナンシャルプランナー(FP)に相談することをおすすめします。
FPはお金の使い方に関するプロです。
そのため自分では正常に判断できないことでもプロの目線からアドバイスをしてもらうことができます。
お金がないという人も自分の収入状況などを正確に把握して、家を建てられるかどうかを判断してみてください。